酒粕って、日本酒の搾りかすってのは知っているけど、何かの役に立つわけ?って話なんですけど。
栄養素のあたりから話しましょう。酒粕はカスだけど栄養価が高く、成分を見ると炭水化物、タンパク質、食物繊維、ビタミンはB1,B2,B6、有機酸、ミネラル、アミノ酸、ペプチド更には、麹酵母菌由来のβ-グルカン、葉酸が含まれているんです。これだけでサプリメントを何種類も飲んでいるのと一緒ですね。
女性に嬉しい事も。 美白や保湿に必要な成分が入っていて、これは石鹸、化粧水の原料としても利用されています。
その酒粕は、どの段階で出来るのか気になりますね。実は、清酒(製品)が出来る直前の濾過して圧搾する時に出たカスなんです。コーヒーを立てた時のコーヒーと濾紙に残ったコーヒー豆のカスの様なものですね。
なぜ『あぶの空』の粕漬けは大吟醸にこだわるのか、それは酒粕に含まれている吟醸香と言われる成分があり『果物の様な華やかな香り』が圧倒的に多く含まれていて和洋菓子の香り付けなどにも使われています。あぶの粕漬けも鮮度の良い魚を大吟醸の酒粕に漬けることで、元々生臭さの無い魚が酒粕の華やかな香りをまとった香りも楽しめるおいしい粕漬けが出来たんですね。
味の決め手は、酒粕に含まれたアミノ酸
アミノ酸で連想するのは『味の素』ですね。そのアミノ酸のバリエーションはアミノ酸(うま味酸)の百貨店というぐらい含まれていて、その数9種類。
結果、『あぶの粕漬け』の人気の秘密は、栄養豊富な海でとれた新鮮な魚を大吟醸の華やかな香りに包まれて無添加なのに酒粕のアミノ酸がお客様のお手元に届くまで美味しい仕事をしてくれているから。となります。