酒粕漬けができるまで
阿武火山群に位置する海
山口県にある小さな町、阿武町。目の前に広がる日本海は、対馬海流(暖流)とマリン海流(寒流)が流れる入口と出口に位置します。さらに数万年前に起こった火山群の影響で複雑な海底起伏が合わさり、魚の好漁場となっています。まさに私たちの"宝石箱"のようなところです。海では一本釣り、延縄、定置網に素潜りなど様々な手法で漁師さんは生計を立てています。小さな町では、毎日のように新鮮な魚介類が水揚げされます。
新鮮な魚を買い付け
しんと静かな港。午前2時。漁を終えた漁船が次々と入ってきては、セリが始まり、港に位置した市場は活気づきます。数十キロのクエから甘鯛、キジハタ、カツオに金太郎。セリで競り落とされていく多種多様な魚たち。見ていて爽快なものです。あぶの空は、そこで直接仲買人から買い受け、新鮮な魚を加工場へと運びます。
骨抜きでお子様でも安心。お弁当にも
加工は、安全・清潔な作業場で魚を三枚に下ろした後、手作業で丁寧に骨抜きをしています。さらに、天然の真鯛とキジハタは肉厚なため、内部まで酒粕が染み込む工夫として、身から余分な水分を出してから粕床に優しく漬けています。
-40℃~-60℃で真空冷凍
幾つかの工程を経た酒粕漬けは、真空パックして、-40℃~-60℃の冷凍庫で寝かせた後、お客様のもとへ出荷させていただいております。水揚げから製品になるまで、人手に渡ることなく私たちの手で作業を行っている「あぶの粕漬け」は、自信をもってお客様にお届けしています。
お客様のもとへ
小さな町から見える大きな海に負けないように、これからも私たちは製品に心を込めて作って参ります。今後ともあぶの空の製品を宜しくお願い致します。